iMindMap Ver.3 の新機能『スプレッドシートのエクスポート』
【Ver.3 新機能 スプレッドシートへのエクスポート】
Ver.3で新たに搭載された機能にスプレッドシートのエクスポートがあります。この機能はUltimate バージョンでのみ利用可能です。
【2種類のフォーマット、2種類のレイアウトでエクスポート】
エクスポートされるファイルフォーマットはMS-Excle形式と、英国発のソフトウェアらしく、OpenOffice形式でもエクスポートすることができるのが嬉しいところです。また、レイアウトも Flat と Nested の2つが用意されています。
実際に図1のマインドマップから、エクスポートしたスプレッドシートが図2、図3です。
【図1】エクスポート用に事務所引越のための予算を描いたサンプルマップ
【2ペイン形式でエクスポート】
図2、図3のように、2ペインでエクスポートされます。個人的には、ブランチの階層がそのままエクスポートされることを期待していたのですが、残念ながら違いました。(ブランチの階層が、そのまま列としてエクスポートできれば、ソフトウェアのテストケースをiMindMapで作成して、Excelに書き出せるかなと思っていたのですが、かないませんでした)。
スプレッドシートへのエクスポートは、上記のサンプルのように、経費や予算などをスプレッドシートに整理するということが用途のようです。Nestedでは、小計の計算式まで自動で作成されます。(ラベルに入力する数字に「,(カンマ)」を入れると文字列としてエクスポートされてしまい自動計算ができませんので注意しましょう。)
【2ペインを意識したマップを作成する必用あり?】
最終的にスプレッドシートへの書き出しを行うマインドマップを作成する際には、下の階層ブランチから2ペインの組み合わせでスプレッドシートの列に書き出されると言うことを意識してマップを作成する必用があります。そうしないと、場合によっては、エクスポートされないブランチがあったり、予期しない集計が出たりしますので注意が必要です。
特に、経費や予算以外の用途でマインドマップをスプレッドシートに書き出して2次利用したい時などは注意が必用かもしれません。
例えば、下記のようなマップ(図4)をスプレッドシートに書き出すと、図5、図6のようになります。エクスポートされていないブランチがあったり(分かりやすいようにエクスポートされていないブランチのラベルを赤文字にしてあります)、予期しない場所に入っているブランチ(同青文字の部分)があるのがわかります。
図4のマップはあえて意地悪で作成したマップですので、普通に『品目…経費予算』の階層のマップを作成すれば問題ないと思いますが、スプレッドシートへの書き出しは『下の階層ブランチから2ペインの組み合わせでスプレッドシートの列に書き出される』という仕様のようですので注意しましょう。
【図4】スプレッドシートのエクスポート確認用のサンプルマップ
【図5】Flat の結果。B1とC–1–3がエクスポートされていない
【図5】Nested の結果。C-2の場所もこんな所に…
スプレッドシートへのエクスボート機能についての記事を、書こう書こうと思いながら、気がつけばVer.3がリリースされて3ヶ月経ってしまいました(;^_^A
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント