[インターナショナル版]iMIndMap Ver.4 試用レポート3(ボックスブランチ)
【ブランチの言葉をボックスに入れる–ボックスブランチ–】
Ver.4では、ブランチの種類にブランチボックスが追加されました。ブランチ上に配置する言葉(ラベル)をボックスで囲った形のブランチです。
ボックスに囲まれた言葉は目立ちますね! 要所要所でいろいろな活用が出来そうです。
作成済みの「通常のブランチ」を「ボックスブランチ」への変換することも出来ます。変換したいブランチを選択して、ツールバーに用意された[Convert]ボタンをクリックするだけでOKです! もちろん「ボックスブランチ」を「通常のブランチ」に変換することもできます。
【図1】ツールバーに追加された[Convert]ボタンで簡単にブランチの変換が行えます
【日本語環境での利用には制約あり】
この新機能ボックスブランチですが、日本語環境では動作にちょっと制約があります。
ボックスの幅よりも長い文章を入力した場合、半角英数字の場合は自動的に改行されて、タイピングした文字がすべて表示されます。
ところが、日本語でボックスに入力すると、変換・確定を行わないと改行が行われず、ボックスの幅からはみ出した文字は変換未確定時には確認ができません。つりま、「たぶんこの変換、あってるかなぁ?」と思いつつ変換確定をしないといけないんです。さらに、変換確定後もボックスの高さが自動調整されず「図2」のような感じになってしまいます。
【図2】日本語で入力するとボックスの高さが自動調整されません
ただし、ブランチを移動したりすると日本語を入力したボックスの高さも自動的に調整が行われて文字がすべて表示されます。未入力時にボックス幅からはみ出した文字が見えないことに対しての対策としては、あらかじめ長めのブランチを引いてボックスの幅を十分にとるか、こまめに変換確定をしていくしかなさそうです。
これらのことで一番問題が発生するのは、スピードマップモードでボックスブランチを使うときでしょう。正直、スピードマップモードでボックスブランチは日本語入力では実用にならないかもしれません…。
【使用するフォントで行間が違ってきます】
これは、スピードマップモードなど、オートレイアウトを使用するときにも同様のことが起きるのですが、使用するフォントで行間が変わってきてます。使用するフォントを気をつけないと行間が拡がりすぎてちょっと間抜けな感じなっなしまいますね…(図3)。
【図3】ヒラギノゴシックと小塚ゴシックではこんなに行間が違ってきます
それと、ブランチの長さがボックスの横幅の割に結構長くなってしまうのが、ちょっと気になるところです。特に、上下方向にブランチをのばす場合、ボックスブランチにすると必要以上にブランチが長くなってしまいます。これもちょっと使い勝手が悪いです…。
と、マイナスな面ばかりあげてしまいましたが、日本語入力に関する制約は非サポート環境ですから仕方がないですね…。
ブランチの長さがちょっと長すぎる点はぜひ改善してほしいところですが、いずれにしても、マップの中でボックスブランチは目立ちますから、いろいろなシーンで活躍してくれる機能だと思います。
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